Wifiが届かない!不安定な無線接続にPLCが救世主になってくれた

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私の会社では、働き方に関しテレワークを基本とすることが決定されたことに伴い、この度、在宅での作業環境を整えることにしました。

これまで、WiFi接続でそれとなく行っていたテレワークでしたが、Web会議で音声が途切れて使い物にならない状況に嫌気がさし、さてどうしたものかと悩んでいたところ、PLCという解決策を発見。
早速試したところ、これが大当たりだったので、同じ悩みを抱えた方に少しでもお役に立てればと思い、ここに紹介します。


この記事を読むとこんなことが分かります
・そもそもPLCとは何か?
・PLCは実際使えるのか?
・PLCはどの程度の速度が出るのか?
・PLCはこんな人におすすめ
・tp-link  WiFi 中継機 PLCアダプターのコスパの良さ



1.PLCアダプタ購入に至った経緯

PLCは電力線搬送通信といって、いわゆるコンセントLANというものです。
その名の通り、コンセントにアダプタを挿し、家中に張り巡らされた電力線を使って通信しようと言う画期的な技術なのです。

とは言っても、最近出てきた技術ではなく、2006年頃から製品としては存在していました。しかしながら電力線のノイズによる速度低下や電磁波が漏洩するなどの問題があり、普及しなかったのです。
さらに、近年のスマートフォン、タブレット普及によるWiFi技術の進化によってPLCの出番が無くなり次第に忘れられて行きました。

ところが、今回のコロナの影響により、在宅でのテレワークが働き方のNewNomalになり、これまでそれとなくWiFi接続で行っていたネットワーク環境を、本格的に仕事が出来るようにしようとした場合、様々な課題が発生しました。

私の場合、まず寝室の一角にワーキングスペースを作った訳ですが、ここまでWiFiの電波が届かない。
それもそのはず。ルーターが2階の南の部屋にあり、ワーキングスペースは、一階の北側。最も距離のある配置になってしまいました。

こんな感じでワーキングスペースを突貫で作りました。
テレワークに適したモニターサイズ

さて、どうしたものかと考えた時、まずWiFi中継器を2,000円程度で購入してみました。
tp-linkのRE200です。

そうすると、WiFiの電波が1階までとどくようになり、快適快適と思っていた矢先、Web会議で音声や画像がブチブチ切れてとても仕事にならない。
やはり、電波の状態が不安定かつ中継器を通しているせいか、音声の遅延が大きく衛星中継しているようで使い物になりません。

このように、ルーターから目的のPCまで階をまたいで約20m。
WiFi中継器を使った通信は、ネット閲覧は問題ありませんが、瞬断が多発するようでWeb会議は会話が途切れて実施困難です。

PLC

次に考えたのが、2階のルーターから1階へLANケーブルを這わすこと。
ネットで電話線の配管にLANケーブル通せば実現できそうなことが載っていたため、配管を見てみたら、配管が細すぎてとてもLANケーブルを通せそうな太さではないことが判明。
業者に頼むことも考えたが、10万円程度の費用がかかりそうだったので、断念。

もし工事費用を出せる方は、電気の工事屋さんにお願いするのがコスパが良いと思います。
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そんな矢先、そういえば昔PLCアダプタってあったよなーと急に思い出し、あらためてPLCアダプタをネットで見てみると、今も売っていました。
しかも数が非常に少ないです。やはりWiFiに押されているのでしょう。

PLCアダプタは、親機をルーター近くのコンセントに挿し、親機とルーターをLANケーブルで接続。子機をネット接続したいPC近くのコンセントに挿しLANケーブルで接続。
親機と子機の間は電力線で通信します。分電盤が同じコンセントなら家中で電力線を使って通信できるのです。
イメージはこんな感じです。

PLCアダプタの価格は、思った以上に安く親機子機セットで5,000円程度で購入できてしまいます。

早速、低評価の口コミを見てみると、「全然つながらない」「超低速で使えない」などの厳しい評価が下っていました。
良い口コミでは、「階をまたいでの通信が快適になった」「速度が10倍になった」など、これが本当なら、今の私の状況では喉から手が出るほどほしい商品となります。

その後も口コミをチェックしていると、どうも分電盤や配線の引き回し、ノイズ等の影響で各メーカーのPLCアダプタとの相性があることが分かりました。

ただ、確実に言えるのは、ルーター側の親機を差すコンセントと子機を差すコンセントは同じ分電盤でなければならないと言う事は確実なようです。
そもそも分電盤が違うと電力線はつながっていないので、つながらないのも当たりまえですね。
不安定なWiFi接続にPLCを

あとは、あまり昔の分電盤であると使えなかったり、配線のルートによって、速度が出たり出なかったりと、ある意味「運」的なコメントが数多くありました。
まぁ、失敗しても5,000円程度だったら、いいかなと割り切り、購入に至りました。

2.結局PLCは使えるのか?

結論から言うと、WiFiからPLCに移行してネットワーク接続状態が各段に安定し、大満足の結果となりました!

まず、WiFiの頃、ブチブチ切れていた音声が途切れることなく通話できるようになりました
そして、遅延については、多少遅延はあるものの、中継器を使ったWiFi時代と比較すると通話に支障ないくらいの遅延となり、こちらも大幅に改善しました。

2階の親機から1階の子機まで以下の機器配置です。
不安定なWiFi接続にPLCを

PLCの設置は非常に簡単で、ルーターの近くにあるコンセントに親機を挿し、ルーターと親機をLANケーブルでつなぎます。
子機は、ネット接続したいPCの近くのコンセントに挿し、子機とPCをLANケーブルにつなげば完了です。
あとは、ボタン一つでペアリングさせれば通信が出来るようになります。

たったこれだけで、家中のどこにいても安定した有線接続のネットワーク環境が構築できるのです。凄くないですか。

そこで、気になる通信速度です。
想像以上の37Mbps出ています。テレワークで作業を行う通信速度としては問題ない速度です。
不安定なWiFi接続にPLCを

でもこのPLC、親機と子機の距離が近ければ速度が出ると言うわけではなさそうです。

例えば、親機と子機を3mくらいしか離れていないコンセントに挿しても39Mbpsです。上記で測定した20mの距離の場合の速度と、さほど変わりません。
色々とコンセントを変えて試してみましたが、距離ではなく、分電盤の回路や配線によるところも大きいようです。
やはり、使ってみないと分からない面もあり、ある意味賭け的な要素があります。
以下に、色々な条件で、速度を図ってみましたので参考にしてください。

この結果を見ると、親機と子機の距離は速度に影響はなく、たこ足が大きく影響していることが分かります。
やはり他の電化製品の電源ノイズの影響が大きいようです。
出来るだけ、PLC親機、子機ともコンセントには単独で挿すようにしましょう。

接続条件 親機と子機の距離 コンセント ダウンロード速度 アップロード速度 構成写真
PLCと有線接続 20m たこ足なし 37 Mbps 42 Mbps 不安定なWiFi接続にPLCを
PLCと有線接続 3m たこ足なし 39 Mbps 43 Mbps
PLCと有線接続
(PLCに電源延長ケーブルを使用)
3m たこ足なし 39 Mbps 43 Mbps 不安定なWiFi接続にPLCを
PLCと有線接続
(PLCに電源延長ケーブルを使用)
3m たこ足あり 28 Mbps 33 Mbps こんなグチャグチャ配線でも28Mbps出ました
不安定なWiFi接続にPLCを
参考)WiFi中継器接続  6.2 Mbps 2.7 Mbps
参考)LANケーブル接続 240 Mbps 270 Mbps やはりLANケーブルには誰もかないません

3.PLC使用時の注意点

上記の測定結果では顕著な速度低下が見られませんでしたが、基本的にPLCアダプタを延長コードに挿すのはNGです。
延長している分ノイズが乗りやすくなりますし、他の電化製品を同じタップに挿し、たこ足にしているとなおさらNGです。
必ず、親機、子機とも壁のコンセント直挿しで使うようにしましょう

どうしても、たこ足が避けられない場合、家電側に電源フィルターをつけましょう。
これで、PLCへのノイズの回り込みを防ぐことができます。

どうですか、PLCは意外に使えそうですよね。
速度が出る出ないは配線、分電盤とPLCアダプタとの相性があるため、やってみないと分かりませんが、当たった場合は、非常に快適な作業空間が作れると思います。

4.PLCがお薦めの人

PLCは、ここ最近爆発的に増えているテレワーク用途にはピッタリだと思います。
場所を選ばすに安定の有線ネットワークが作れることは非常にメリットがあります。

本来は、家中をLANのネットワークで張り巡らすのが最も良いのですが、新築でない限り費用がかなりかさみます。
速度はLANケーブル直挿しの場合と比べると1/7程度になってしまうので、通信量の多いネットワーク対戦のゲームは難しいですが、動画視聴程度なら問題ありません。
ましてや、テレワークであれば全く問題ないでしょう。
Web会議や、音声通話でWiFiの電波が安定せず、会話が途切れてしまう症状で困っている方は、一度試してみる価値は十分にあると思います。

5.tp―link  WiFi 中継機 PLCアダプター

今回私が購入したのは、「tp―link  TL-WPA4220 KIT」です。.

この商品に決めた理由は、Amazonで約4,000円引きの6,700円程度で売られていたこと。
そして、有線接続とば別にWiFi接続機能がついている点。
無線の規格は、11n・11g・11bのみになりますがPLCアダプタでWiFiは期待していなかっただけに、うれしい機能です。

仕事のPCは有線接続、スマホはWiFi接続と言ったことが、このアダプタ1台で可能になります。

しかも、子機に有線の口が2つあるので、2台のPCを有線接続できます。これで6,700円前後と言う価格は非常にコスパが良いです。
不安定なWiFi接続にPLCを

有線の口は1つでWiFiは不要と言う方は「TL-PA4010 KIT」が安くてよいです。
メーカーは上記と同じtp―linkで価格は4,700円程度です。
しかしながら、+2千円でWiFi + 有線2口がついてくるのであれば、やはりTL-WPA4220 KITがコスパが良いです。

あらためて注意点ですが、PLCアダプタは電力線の引き回しや分電盤との相性があるので、どの商品も全然繋がらないとか、速度が1/10になったなど多数低評価の口コミが挙がっています。
私の場合、「相性が良かった」のですが、こればかりは賭け的な要素があることを頭に置いておいてください。

6.まとめ

テレワークの環境を、安定したネットワーク接続とするために、有線接続は必須です。
まずは、LANケーブルでの引き回しを検討し、無理であれば諦めずPLCと言う選択肢を検討してみてくださいね。

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