生ごみ処理機の買い替えは迷う事なく1択でOKだった件
この度、20年以上活躍した生ごみ処理機の臭いがきつくなってきたので、買い替えに踏み切ることにしました。
さて、最近の生ごみ処理機は、どんなのがあるかなぁ。と興味深々でネットで調べると、物凄く種類が少ない。20年前と変わらないではないか。
実質、生ごみ処理機の選択の余地はなく、一択となってしまう訳です。そのパナソニックMS-N53を紹介したいと思います。
この記事を読むとこんなことが分かります
・生ごみ処理機の種類の少なさ
・生ごみ処理機は一度使ったら手放せないということ
・生ごみ処理機の買い替えタイミング
・生ごみ処理機はパナソニックがよいという事
・買い替え時も助成金が出る自治体が多いという事
目次
1.生ごみ処理機の種類の少なさ
正直驚きました。
前回、購入した20年前と比べ、今時の生ごみ処理機は様々な性能・機能の商品があり多数の機種があると信じていたからです。
ところが、機種の数は20年前とほとんど変わっていない。
更に、今回購入しようとしてた乾燥式の商品は、ほんの数種類で、選択の余地がありません。
それだけ需要が少なく、一般家庭に普及していないということなのでしょうか。
普及してないという事で価格も20年前とほとんど変わっておらず、高めです。乾燥式で実売70,000円~90,000円といった所でしょうか。
2.生ごみ処理機は一度使ったら手放せない
普及しない理由としては、「ごみに高額な費用をかけたくない」とか「ゴミなのにランニングコストがかかる」など。
確かにごみにお金はかけたく無い気持ちは分かりますが、一度生ごみ処理機を使ったことがある家庭では、生ごみ処理機なしの生活は考えられないでしょう。
我が家でも、「今日から生ごみ処理機なしで生活しなさい」と言われたら、「絶対、嫌です!」と即答します。
それだけ、一度使ったら手放せないものなのです。
3.買い替えのタイミング
生ごみ処理機は、一度使ったら手放せないものなのですが、所詮機械なので、いずれは故障します。
前述した通り、故障したからと言って「じゃ今日から、生ごみ処理機なしで」という事にはならないので、これまで使っていた方は必ず買い替えを行います。
生ごみ処理機は、それなりに高額なのですが、実は思いのほか長持ちするのです。
洗濯機や、冷蔵庫、掃除機と一緒で毎日使用し、しかも壊れやすいヒーターという熱源を持っているにも関わらず、20年あまり活躍し、我が家の家電製品の中では一番長持ちしました。
当時、60,000円ほどで購入しましたが、20年で換算すると、250円/月で、あの嫌な生ごみ処理から解放されるんです。コスパいいですよね。
ただ、20年もすると、臭いが気になるようになるんです。殆んどの方の買い替えタイミングは、この臭いだと思います。
生ごみ処理機はゴムのパッキンで臭いを封じ込める仕組みになっていますが、このパッキンが経年劣化によりヘタってくると外に臭いが漏れ出し、部屋中が香ばしい焦げ臭いにおいに覆われることになります。
こうなってくると、生ごみ処理機の替え時です。
修理も可能ですが、数万円の費用がかかることと、このような状態になった時はかなりの年数が経っていることが多いことから買い替えを行った方がよいという事です。
汚れがあり、申し訳ありませんが、これが20年間使用したパナソニック MS-N45のパッキンの状態です。MS-N45のパッキンは2重になっており、赤丸に示した円状のパッキンで臭いを抑え込んでいます。
この赤丸のパッキンのゴムが経年により硬化し、ゴムの柔らかさを失うことで密閉できなくなり、臭いが外に漏れだすのです。
4.やっぱりパナソニックがよいという事
生ごみ処理機は乾燥式とバイオ式がありますが、家庭用としては乾燥式で決まりです。
何故なら処理時間が違い過ぎるからです。
乾燥式が2時間程度で処理終了するのに対し、バイオ式は24時間~2週間かかります。さらに、バイオ式は屋外設置が基本です。
よって、家庭用としては短時間で処理でき、屋内に設置できる乾燥式の選択で問題ありません。
さらに、乾燥式の生ごみ処理機は、4~5種類しか存在しないので、あまり迷う事はありません。
そうなんです。その4~5種類を眺めてみても、パナソニックしかあり得ないんですよね。口コミをみればよく分かります。
以前使用していた生ごみ処理機もパナソニック MS-N45で20年間、特に問題もなく使用できていました。さすがは、パナソニックと言った感じです。
生ごみの処理量が小さいものであれば、他メーカの商品も選択の余地があるのですが、そもそも一人暮らしなど生ごみの処理量が少なければ、生ごみ処理機自体が不要ということになるので、もうパナソニックしか選択する余地がないのです。
旧モデル MS-N45(左)と新モデル MS-N53(右)のバケツの大きさの比較です。処理できる量は、旧モデルが1.5kg/回に対し、新モデルは2.0kg/回と大幅に処理能力が向上されています。
しかもパナソニックから発売している生ごみ処理機は、現在MS-N53、1種類のみなので、機種も迷う事はありません。
パナソニック MS-N53自体、10年前以上前のモデルであり、それ以降新機種が発売されていませんが、それだけ改良の余地がないところまで完成されているということなのでしょう。
あとはネットでMS-N53を最安値で購入するのみです。
口コミを見ても、以前パナソニックを使用していて、買い替えで他メーカ品にしたが、やはりパナソニックに買い直したというコメントが多数あります。信頼されていますね。
ちなみに、パナソニックMS-N53は、処理後の生ごみを肥料用として使用可能とする「ソフト乾燥モード」があるのですが、こちらは正直、使用しません。
最初は、珍しさもありトライするのですが、雨が降ったりすると、ふやけて生ごみっぽく戻ってしまうので、我が家では途中で「ソフト乾燥モード」は使用しなくなりました。
また電気代は、月500円程度で気になりません。
いろいろと生ごみ処理機を比較しているサイトがありますが、一般的な家庭用としてはパナソニック MS-N53以外に選択の余地はないと考えます。
我が家の様にMS-N45 → MS-N53へ買い替えを行おうとしている方も多いと思いますので比較をしてみます。
見れば分かりますが、基本的な機能・性能はほとんど変わりません。一回分の処理量が増えたくらいですね。
MS-N45(旧モデル) | MS-N53 |
|
画像 | ![]() |
![]() |
一回あたりのごみの処理量 | 約1.5kg/回 | 約2kg(約6L)/回 |
処理時間(700g) | 1時間45分 | 2時間15分 |
音(かくはん時) | 43dB | 44dB |
電気代 | 23円/回 | 24円/回 |
※2021/2/2 追記
2020年、13年ぶりに新機種が発売されました。MS-N53XDです。サイズ、動作時の音の大きさ、一日あたりのゴミ処理の能力、電気代も同じで差分は無いようです。
5.「プラチナパラジウム触媒」の消臭効果の威力
ただし、大きく違うところがあります。
消臭効果が全然違います。旧モデルの場合、香ばしい臭いが部屋に広がっていましたが、現行モデルは殆んど臭いがしません。
これはポイントが高いです。
ほとんどの方の生ごみ処理機の不満が、この臭いという事を考えれば、この消臭能力が大きくなっただけでも買い替えの価値があるというものです。
このMS-N53は、IHグリルヒータなどのフィルタに使われる「プラチナパラジウム触媒」が強化されており、従来機種の倍の消臭効果を実現しているんです。
従来機種MS-N48が臭気強度1.9 に対し、MS-N53は臭気強度0.9しかありません。倍以上の消臭効果です。
実使用しても、十分この消臭効果を実感できます。
我慢して旧機種を使い続けることはありませんでした。もっと早く買い替えるべきでしたね。
臭いがしないにも関わらず、この通り、生ごみは、1/5くらいの量になりカラカラになります。
左が旧モデルのMS-N45で、右が現行モデルのMS-N53です。高さが旧機種に比べかなり高くなっていますが、おそらくこの消臭機能を備えるための空間なのでしょう。
臭い漏れの原因となるパッキン部も改良されています。以前は2か所あったパッキンが、下の写真の赤丸の通り1か所のみになっています。
さらに以前のパッキンに比べ、かなり柔らかいゴムでできており、バケツと密着するようにできています。密閉性が高まり臭いの漏れ出しをより防止できていると思われます。
また、動作音も旧モデルと比べてかなり静かです。仕様では、ほとんど変わらない数値となっていますが、体感的には旧モデルに比べ倍以上静かです。
細かい部分では、旧機種では手でふたを持ちあげていましたが、現行モデルではワンプッシュでふたがOPENする機構に変更され、開け閉めが楽になっていますね。
長年使用すると、このワンプッシュ機構が故障しないか心配になりますが、そこはパナソニックなので信用することとします。
価格は64,000円※程度で、少々高額ですが、以下で説明する自治体の助成金を活用すれば1~2万円程度返ってきます。※2020/03/03 Amazon価格
毎日の生ゴミ処理から解放されることを考えれば、上記価格の価値は十分あると思いますし、長く使えることを考えると、むしろコスパがよいと言えるでしょう。
2020/5/1追記
乾燥とバイオのハイブリッド式の評判がいい生ゴミ処理機を見つけました。
価格は118,000円程度と少々高いですが、何と言ってもゴミの取り出しが一年に一回※でOK! ※3人暮らしの場合
また、電気代と音も乾燥式のみの生ゴミ処理機に比べ抑えられています。
ただ、少々サイズが大きいので、設置場所とお金に余裕のある方は、こちらも検討ください。
なお、公式サイトでの購入が最も安い※です。※2020/5/1時点の情報
6.助成金の活用
20年前は生ごみ処理機購入の助成金がありましたが、さずがに今はないだろうなと調査してみると、我が自治体は助成金制度が、いまだにありました。
しかも買い替え時にも、前の生ごみ処理機を8年以上使用していれば、再度助成金がでるとの事で早速申請し、20,000円を頂きました。
調べてみると、日本全国、助成金を出す自治体が多く、耐用年数6~8年使用すれば買い替え時も助成金を出す自治体が多いようなので、生ごみ処理機の買い替え時には、必ず各自治体の助成金情報をチェックしましょう。
7.まとめ
一般家庭用生ごみ処理機買い替えの商品選択は選択肢が無い分、単純です。パナソニックMS-N53を購入し、助成金を申請するのみです。
助成金にもよりますが、実質40,000円程度で購入できると思いますし、旧機種にくらべ消臭効果が各段に向上しています。
現在、臭いを我慢して使用されている方は、買い替えをお薦めします。もっと早く買っておけばよかったと思うはずですよ。