もっと早く交換すればよかった!コスパ上々のLEDシーリングライトを比較
シーリングライトの蛍光灯が切れ、交換用の蛍光灯を買おうとした時、ふと「そういえば電球はLEDが主流になっているくらいだから、シーリングライトもLEDがあるのでは」と思いネットで見てみると、すでに蛍光灯タイプはなく、LEDシーリングライトばかりで、価格も安い!久々に時代に取り残された気分を味わいました。
早速LEDシーリングライトを購入し、1年使用した経験から、部屋のサイズに対する適正な明るさや必要機能を、これから購入する人に少しでもお役に立てればと思い、記事にしましたのでご覧ください!
この記事を読むとこんなことが分かります
・明るさはどれを選べばいいの?
・今の照明器具と合う?
・そもそも自分で替えられるの?
・調光・調色は必要?
・LED vs 蛍光灯(寿命・コスト)
・LEDシーリングライトを1年使用した感想
・1年使用してほしいと思った機能
・製品比較
目次
1.明るさはどれを選べばいいのか
一般的に蛍光灯の明るさは「ルーメン(lm)」を使います。ルーメンは、簡単に言うと光の明るさの量で、値が大きいほど明るくなります。部屋が大きいほど、ルーメンの値も大きいものを選ぶことになりますが、以下の表を基準に考えます。
例えば、12畳の場合、基準は4,500~5,500ルーメンです。この場合、シーリングライト先選定の重要要素の一つである「標準光束」は基準の中間値5,000ルーメン以上を選ぶようにすれば問題ありません。
部屋の広さ | 基準 (ルーメン) |
標準光束 (ルーメン) |
~ 4.5畳 | 2,200 ~ 3,200 | 2,700 以上 |
~ 6 畳 | 2,700 ~ 3,700 | 3,200 以上 |
~ 8 畳 | 3,300 ~ 4,300 | 3,800 以上 |
~ 10 畳 | 3,900 ~ 4,900 | 4,400 以上 |
~ 12 畳 | 4,500 ~ 5,500 | 5,000 以上 |
~ 14 畳 | 5,100 ~ 6,100 | 5,600 以上 |
引用元: 日本照明工業会 https://www.jlma.or.jp/akari/led/ceiling.html
我が家の12畳の部屋で5,000、3,500、2,500、1,500、700ルーメンの明るさで比較をしてみました。我が家で1年前に購入した「NEC LEDシーリングライト LIFELED'S 調光タイプ ~12畳 HLDZD1269」で確認しました。
いまだにAmazon売れ筋ランキングで2位になっています(2019/3/10)
実は、我が家では、5,000ルーメンは明るすぎて3,500に落として使用しています。5,000ルーメンの明るさは、例えると、夜の家電量販店くらい明るいです!夜でも昼間のような感覚です。よって、12畳では「標準光束」が5,000ルーメンあれば十分と言えます。他の畳数でも光束が「標準光束」以上であれば問題ないでしょう。
2.配線器具を確認しよう!
配線器具は重要です。現在天井についている配線器具の種類によっては、取り付けることが出来ないからです。商品ごとに取り付け可能な配線器具が異なりますが、代表的なものは以下になります。基本的に以下の配線器具であれば、自分で取り付け可能です。天井から、コードが直接でていたり、下記の配線器具ではない場合、自分では交換出来ませんのでプロにお願いして、まず配線器具を以下のものに交換してもらいましょう。
引用元 Amazon https://m.media-amazon.com/images/S/aplus-media/vc/b7f0ae42-5b56-4c40-9633-157b62b3da8d._CR0,0,1500,1500_PT0_SX220__.jpg
3.蛍光灯からLEDへ自分で交換できるの?
上記の配線器具が対応していれば、女性の方でも20分あれば蛍光灯からLEDに交換出来てしまいます。あまりに簡単で記載する必要もないので、取り付け方は省略します。とりあえず問題なく交換できますので気にする必要はありません。
4.流行りの調光・調色は必要か?
最近のLEDシーリングライトは調光・調色がついているものがありますが、それぞれの必要性を見ていきましょう。
a.調光
おそらく一番最初に明るさを決めたら、ほとんど調整しないと思います。我が家では、70%に調整してから一度も変更していません。
後で説明する調色もそうなのですが、最初は面白いので明るくしたり暗くしたりと、色々調整するのですが結局、一度決めたらスイッチon・offしかしません。電子レンジで色々な機能があるけど、温め機能しか使わないのと一緒ですね。
そういった意味では、最初の明るさを決める上では調光機能は必要と言えます。カタログ上の数値と実際取り付けてみた時の明るさの想定がずれた時に調整しますからね。
b.調色
調色機能は、電球色と昼光色、あるいは色々な色味を調整できます。少し疲れたなぁと感じた日は、暖色系の電球色を、文字をハッキリと見たい時は白色系の昼光色をその場で調整することが出来ます。
ただし、この機能も、いずれ設定が面倒になり徐々に使わなくなると思います。蛍光灯と同じように、最初に電球色か昼光色かを選べば、特に調色機能は必要ないと思います。よって調色機能は、あるに越したことは無い程度で考えてよいでしょう。
5.蛍光灯との比較 (寿命・コスト)
12畳用シーリングライトの寿命と年間電気料金を蛍光灯とLEDで比較しました。LEDの強みでもある寿命の長さと電力の低さは、蛍光灯と比較しても圧倒的な勝利ですね。
種類 | 寿命 | コスト(※1) | |
LED(※2) | 約40,000時間 | 約8年~10年 | 4,067円 |
蛍光灯(※2) | 約6,000~12,000時間 | 約2年~3年 | 11,349円 |
参考)白熱球 | 約1,000~2,000時間 | 約3カ月~6カ月 | - |
※1 コスト:1年の電気代 (10時間/日使用、1kWhあたりの電力量料金 25.91円とした場合)
※2 LED 12畳用 43W / 蛍光灯 12畳用 120Wとした場合
6.LEDシーリングライトを1年使用してみて
LEDシーリングライトを1年使用してみた感想は、とにかく明るいということ。1年経った今も明るさは1年前と全く変わりません。不満は何もなし。もっと早く交換すればよかったと思いました。現在順次、家全体をLED化していきます!
7.1年使って是非つけたいと思った機能
是非つけたい機能は、残光機能です。スイッチを切っても一定時間、残光が残る機能です。NECライティングのホタルックがとってもよいです。スイッチを切った瞬間から10分程度残光が残るおかげで、周りが見えて安心して部屋から出られるのです。これはものすごく便利です!
これがNECのホタルック機能。青色の微妙な残光が残って、安心して部屋から出られます。
8.製品比較
LEDシーリングライトの人気商品を比較しました ( 12畳で比較 )
寿命(約40,000時間)は、どれも大差ないので比較項目から割愛しています。
NECのHLDZシリーズとパナソニックのLHR18シリーズが価格も手ごろでカスタマーレビューも上々、かつ売れ筋ランキング(※)でも上位になっていますので、最もおすすめ出来る商品となります。是非欲しかったホタルック機能は、NECの上記機種しか付いておらず価格も少々高めなので△としました。
※2019/3/10のランキング
メーカー | NEC | パナソニック | アイリスオーヤマ | NEC |
商品 | HLDZシリーズ |
LHR18シリーズ |
CLxDシリーズ |
HLDCシリーズ(ホタルック) |
対応畳数 | ~12畳 | ~12畳 | ~12畳 | ~12畳 |
価格帯(12畳) | 6,500円 前後 | 調色無:7,000円前後 調色有:8,500円前後 |
5,000円 前後 | 14,000円 前後 |
光束 5,000ml以上推奨 |
5,499 ml | 5,000 ml | 5,200 ml | 5,499 ml |
消費電力 | 43 W | 41W | 52 W | 43W |
調光 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
調色 | × | 〇 | × | 〇 |
その他機能 | - | - | - | ・ホタルック ・あかりを24時間自動コントロール |
Amazon カスタマーレビュー |
◎ | ◎ | 〇 | ― |
コスパ度 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
アイリスオーヤマのCLxDシリーズに特化した記事はこちらを参考にしてください。
9.まとめ
今蛍光灯が切れかかっている方、是非LEDへの交換をおすすめします。配線器具さえ合えば、デメリットがなく、交換しない理由が見当たりません。おすすめは、NECのHLDZシリーズとパナソニックのLHR18シリーズ、ホタルック機能が欲しい方はHLDCシリーズ(ホタルック)で決まりです。他にも価格が手ごろなものが多いので、デザイン性も考慮に入れて楽しみながら検討してみてください。